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マニラ首都圏(メトロ・マニラ)は、フィリピンの政治、経済、文化、交通及び情報の中心地です。
マニラ首都圏は16市と1町により構成されており、東京23区とほぼ同じ638k㎡の面積に、東京23区の人口を上回る約1,186万人(2010年)が生活しています。また、近郊を含む都市圏人口は2,412万人(2014年)に達しており、世界第5位の大都市圏を形成しています。
【マニラの経済中心地 / フィリピンのウォール街】
首都マニラの東南に位置する都市で、同市の中心部に位置するCBD(中心業務地区)と呼ばれる近代的な高層ビルの摩天楼がそびえ立つエリアは、「フィリピンのウォール街」と称され、日系企業や著名外資大手企業・金融機関も集まるビジネスの中心地となっており、日本で言えば東京の「丸の内・大手町」に相当します。
国内No.1デベロッパー「Ayala Land」を中心に開発されてきたフィリピンの経済発展を象徴する、先進国以上の美しい街並みの近代都市になっており、高級ショッピングモールや、世界的に有名な5つ星の高級ホテルも多く立ち並んでいます。
数多くの公的機関・大手金融機関が2050年にGDPが世界10位台に食い込む経済大国に成長すると予想している同国経済の中心地であるマカティは、今後も国の発展を享受しながら安定成長が見込め、増加傾向が続く外国人駐在員には、特に高級コンドミニアムの需要が高いエリアとなっています。「Ayala Land」は、「ニューヨークのような世界的な国際都市」を目指し、2019年頃までにマカティ市に「1250億ペソ」に及ぶ投資を重点的に行うことを発表するなど、フィリピン経済の中心地として今後も注目が集まっています。
【マニラ注目No.1の大型開発/フィリピンの近未来都市】
マカティのCBD開発を手掛けた「Ayala Land」と、「フォート・ボニファシオ開発公社」が担ってきた、広大な空軍基地跡地を舞台に、2000年以降、急速に開発が進む洗練された近未来都市。日本で言えば「横浜みなとみらい」に相当します。ビジネス街・高級住宅地として開発が進められている「ボニファシオ・グローバルシティ」は、緑の公園を囲む形でオシャレなカフェ、レストラン、ショップが軒を連ねる「ハイ・ストリート」を中心に、高級住宅、大手企業や国際的な金融機関の高層オフィスビルが立ち並び、グローバルシティの名の通り、複数のインター校や日本人学校、各国の大使館なども集まっており、生活利便性も高いため、外国の駐在員が多く住んでいます。
将来的にもフィリピン証券取引所が「ボニファシオ・グローバルシティ」に移転予定であるほか、今後も進出企業の増加が期待され、オフィス需要も高い中、「シャングリラ」「グランドハイアット」といった最高級ホテルも開業するなど、マニラ首都圏で今後最も成長・発展が期待される最先端都市です。
【マニラNo.2のビジネス街/フィリピンの人気BPO拠点】
マニラ首都圏の「マンダルヨン市」「パシッグ市」「ケソン市」に跨るエリアで、首都圏でマカティに次ぐ2番目に大きな「ビジネス・金融の中心地」。国内に2か所ある証券取引所の1つがあり、中華系フィリピン企業が上場して本社を構えるエリアで、フィリピン大企業の「サンミゲル」や「ジョリビー」の本社、一流の外資系企業、各種教育機関、複数のショッピングモールや高級ホテルが集まるモダンな街。「アジア開発銀行本部」があることでも有名です。
また、世界中のサービスとフィリピン経済を支える、英語力を活かした同国の注目産業BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)の中心地であるため、24時間人の流れが絶えず、今後も海外を対象とするコールセンターなどBPO産業の拡大により、オフィス需要が高まるだけではなく、労働人口の増加と共に住宅需要が一段と増すと予想されるエリアです。
【東洋の真珠/フィリピンの首都】
マニラはスペインによって植民地とされた16世紀末(一時期を除く)からの首都と、マニラ首都圏の中核都市であり、「東洋の真珠」と呼ばれるマニラ湾の美しい夕陽や、世界遺産のサン・アグスチン教会など、スペイン統治時代の歴史的な建築物が残る西洋と東洋の文化が融合した歴史都市となっています。
【アジアのラスベガス/世界最大級のカジノ複合リゾート施設】
観光業の活性化と雇用の創出を図るフィリピン政府の国家プロジェクトとして、マニラ(ニノイ・アキノ)国際空港からも近いマニラ湾沿岸にて開発が進む、アジアのラスベガスを目指した世界最大級のカジノ複合リゾート施設。「エンターテインメント・シティ・マニラ」は、総面積120万平方メートルと東京ディズニーランドの2倍強を誇る敷地に、中国やシンガポール、東南アジアなど海外の観光客を呼び込むため、総工費約150億ドルをかけ、カジノ、高級ホテル、高級コンドミニアム、コンベンションセンター、劇場、レストラン等が開発されています。
国営のカジノ運営公社(PAGCOR)は、日系企業を含む4社にカジノの営業許可を与えており、2013年3月開業の「ソレア・リゾート&カジノ」を皮切りに、2015年2月には「シティ・オブ・ドリームズ・マニラ」、2016年12月には「オカダ・マニラ」と新たなカジノ施設が続々とオープン。同エリアではさらに、「リゾート・ワールド・ベイショア」なども開業予定であり、世界トップクラスのリゾートとして今後益々注目が集まるエリアとなっています。カジノ産業は新たな成長の柱として、フィリピン経済に大きな経済効果をもたらすことが期待されており、開発の進展と共に、周辺エリアの不動産市場活性化も見込まれています。