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【重要】物件価格は2024月10月4日現在の為替相場(1PHP=2.60円)で換算表示
東京から飛行機で約4時間半と近距離にあり、東南アジアの中心とも言える場所に位置するフィリピン。四方を海に囲まれ、7,000以上の島々で構成されるフィリピンの国土面積は日本の約8割程度で、首都マニラがあるルソン島や、ビーチリゾートとして日本人からも人気の高いセブ島など、主要な11の島で国土面積の9割以上が占められています。
スペインやアメリカによる支配を経て、1946年に念願の独立を果たしたフィリピン。独立後は、1950年代こそ一人当たり国民所得で日本に次ぐアジア2位につけるなど、「アジアの優等生」と言える立ち位置にいたものの、独裁政権下で汚職や不正が蔓延すると、1960~90年代にかけては、「アジアの病人」とも揶揄される政治的な混乱や経済の長期停滞を経験しました。
しかし、2000年代に入ると、独裁政権の崩壊後から地道に進めてきた改革が実を結び、経済環境が大きく改善。その後も、国民からの圧倒的な支持を得たベニグノ・アキノ3世大統領やロドリゴ・ドゥテルテ大統領の下、汚職や不正の撲滅、外資の積極的な誘致、インフラ整備の強化が進められた結果、現在は再びアジア有数の高成長国へと返り咲いています。
フィリピンは、マレー系、華人系、スペイン系、アメリカ系など、計100以上もの民族グループが混在する多民族国家です。公用語としてフィリピノ語(タガログ語)のほかに英語も広く用いられ、国民の9割以上がキリスト教徒であるなど、フィリピン文化の中にはかつてスペインやアメリカの植民地であった名残が残っています。
また、スペイン統治時代の歴史的な建造物が残るエリアもあるなど、異国情緒が漂う街並みはフィリピンの魅力のひとつとなっています。マニラの旧市街地、かつスペイン統治時代の城壁都市であるイントラムロス地区はその代表例で、地区内にある世界遺産のひとつ「サン・アグスティン教会」や「サンチャゴ要塞」などは観光名所となっています。
フィリピンの食文化は、スペイン、アメリカ、中国など、様々な国の食文化が交じり合った独特な文化が形成されていることで知られ、スペインの肉料理を原型とする「アドボ」や、フィリピン版の春巻き「ルンピア」など、多国籍な料理が家庭でも親しまれています。また、アメリカンスタイルのファストフード店も人気で、フィリピンの大手ファストフードチェーン「ジョリビー」は国民食とも言えるほどの人気を誇ります。
ただ、主食は日本と同様にお米で、現地のマクドナルドやケンタッキーのメニューにもライスがあるほどのお米好きな国民性であり、国民一人当たりのお米の消費量は日本の2倍以上となっています。
その他、スペインの食習慣の影響から、一般的なフィリピン人が1日5回(朝食と昼食の間:モーニングメリエンダ、昼食と夕食の間:アフタヌーンメリエンダ)食事を摂る点は、日本人の目にはユニークに映るかもしれません。